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2007.06.03

迷走の末に

M7・NOKTON classic 40mm F1.4 M.C.・TREBI 100C・COOLSCAN V ED・F11くらい
データ:M7・NOKTON classic 40mm F1.4 M.C.・TREBI 100C・COOLSCAN V ED・F11くらい

経営統合に関する合意書締結についてのお知らせ

という訳で、遅ればせながらのエントリですがHOYAとペンタックスの経営統合が決定したそうです。

で、まぁ噂レベルで私は確認していないのですが、この発表があった日に早速ペンタックス本社近くに某ライバル会社による「技術者募集」の求人ポスターが貼られたとか。

それに対し、ポスターを貼ったライバル会社に対して「品位を疑う」「ハイエナのよう」という意見を他のblogでいくつか目にしました。

でもね…経営陣が纏まらずに合併賛成→反対→社長退任、と迷走した末に、株主や社内からの反対で一度は拒否したはずの経営統合に合意…しかも、HOYAが果たして利益の出にくいカメラ部門を維持するのかどうか全く未知数…となれば不安を感じるのは当たり前の事。

そして、一応私も技術者の端くれとして感じた事を書くと、もしも経営統合のごたごたに巻き込まれて研究開発が数ヶ月でも凍結するような、またはもっと悪くてカメラ部門の縮小なんて事になれば、これはもう会社だけではなく技術者一人一人にとっても計り知れない損失になる訳です。

もちろん、会社への愛情とか愛着、義理、あるいはプライドと色々思う所はありますが、それでもそういった環境で不安を感じたり立ち止まったりするよりも、今、自分の経験や技術を必要としてくれる会社で思う存分能力を発揮したい、私だったらそう思います。

そしてライバル会社側の行動ですが、これも決して悪い事とは思えない。
良い製品を作るために優秀な技術者を引き抜きたいと思うのは当然の事で、引き抜くからには今と同等かそれ以上の待遇や環境を与える事は前提となっているはずです。
そして技術者は良い環境と新たな目標を得る事ができ、会社は良い製品を発売し、ユーザーはより良い商品を手に入れられる。まさにWin-Winの関係となる訳です。

まぁ私自身が現場レベルでの引き抜き、勧誘、移籍が普通にある業界にいるので感覚がずれているかもしれませんが、そういった事態にもしなった場合、原因はライバル会社ではなくHOYAそしてペンタックスにあると思います。

ソニーはコニカミノルタのカメラ部門と一緒にαの技術者を移籍させて成功し、コシナは同じくコニカミノルタからの技術者を受け入れてZeiss Ikonを完成させました。そして、メーカーが次々に銀塩カメラから撤退する中、修理技術者はカメラ修理業者へ移籍したり、起業したりして「元メーカー技術者の店」として名を上げています。地味ですが、これから数年後に銀塩カメラが次々とメーカーサポート切れになる事を考えると、ますますそういった店の存在が重要になってくるはずです。

結局、技術というのあくまで一人一人の技術者が持っているもので、そう簡単に会社の資産とはできるものではないと。

果たして、そこをHOYAとペンタックスが見誤らずに、さらにカメラ事業を成功させる事ができるでしょうか。
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